「苦労した分だけ実力になる」
奈良中 H.Y
桐光学園(特待),桐蔭学園(プログレス) 合格
「もう10時半だ。外は真っ暗だし,おなかも減った。でもまだ直しが終わらないから帰れない・・・。」今日はO先生の数学の授業の日。数学が得意でない私にとって,「直しが終わらないと帰れない」というルールは辛いものでした。ですが,この時の私は気付いていませんでした。この苦しい経験が後に私を助けてくれることに。
私が入塾したのは小学5年生のときでした。当時は勉強に対する意識があまりなく,英語のテストで50点でも気にしていませんでした。しかし,そんな私の意識は中3で一気に変わりました。宿題が急に増え,授業時間も伸びて受験生としての意識が芽生えたからです。特にM先生の英語の授業で学んだ単語や熟語,長文の読み方は最初は大変だったものの,とても力がつき,英語を得意教科とすることができました。国語の授業では,H先生が丁寧に古文の読み方,解き方を教えて下さったため,過去問の古文では何度も満点をとれました。そしてO先生の数学の授業。前述した通り,一番長い授業で,訳も分からない数学の問題を延々と解いていくのは本当に苦しく大変でした。しかし,この数学に救われたといっても過言ではありません。志望する私立高校の数学の過去問を驚くほどスラスラと解けたからです。まさに,「あっこの問題見たことがある。」の連続でした。あの大変な居残り時間は全く無駄ではなかったのです。おかげで私の数学への苦手意識は嘘のように消え,入試本番でも苦労した分の力を存分に発揮できました。O先生には本当に感謝しています。
佐々木塾にいた5年間は多くの先生にお世話になりました。私は惜しくも落ちてしまったものの,私たち公立組に理科や数学を丁寧に優しく教えて下さったN先生,最後まで私を気にかけてくださったF先生,A先生,そしていつも私たちを時には厳しく,時には優しく叱咤激励してくださった塾長先生,本当にありがとうございました。
この塾で学んだ事全てが今後の学習,そして人生に役立つと思います。こんなにも私の力を引き出してくれた佐々木塾には感謝してもしきれません。