「努力は報われる」
鴨中 K.K
法政大学国際高校,日大三高,東京都市大学等々力高校 合格
小学五年生の冬,私は佐々木塾へ体験授業を受けに行きました。そして英語の時間,私は小学部のK先生に,「A~Zまでアルファベットで書いてみて!」と言われました。そのとき私は,すごく戸惑いました。なぜなら,英語に触れたことがなく,書けなかったからです。ですが,先生は「いっしょに頑張ろう!」と温かく声をかけて下さり,一から丁寧に指導して下さいました。そして私は先生から出された膨大な量の宿題を必死に取り組み,短い間で基本を習得することができました。
中学校では,培った英語力を活用することができ,ゆとりを持って学習することができ,そして英語は得意教科へと変わりました。国語や数学も,H先生やN先生のわかりやすいご指導によりどんどん力が伸びていきました。そのおかげで中一の最後には初めて「Aクラス」に上がることができました。その時の喜びは今でも覚えています。
ですが,中二の夏のころ,全体的に学力が落ちてしまいました。でもその中で,私を励ましてくれたのが友達のH君です。H君は同じ学校で同じ部活で同じ塾で同じ委員会。そして彼は私の上のA1クラスでした。私がクラス分けテストで自身の過去最低点を取り,悲しんでいた時に彼は,「まだ大丈夫。次があるよ。」と言ってくれました。私は,その言葉を信じてより勉強をしました。そして次のクラス分けテストでは,念願の英語A1クラスに上がることができました。
志望校も決まり,本格的に受験モードになった中三の夏期講習も,暑い中,H君と自転車を毎日こぎながら佐々木塾に向かいました。毎日授業をうけて,着々と力がついていきました。自分なりに一番力がついていると実感できたのは,志望校の過去問の点数でした。六月ごろにやった明八の数学の点数は三十点台でしたが,十二月になると,安定して六十~七十点をとれるようになりました。
そして入試直前,たくさんの先生方から激励の言葉をいただきました。塾長先生が,「君は大丈夫。」と温かく声をかけてくださったり,S先生が私の目の前で両手をグッドの形にしてほほえんで下さったりと,自信がつきました。
本番では,M先生の「落ちついてやれば大丈夫。」という言葉をしっかり胸に刻んで挑みました。そして今までの努力の積み重ねを発揮することができました。今思うと,過去問より本番の方ができていたのではないかと思います。
そして合格発表当日,自分の番号を見つけた時は,「やった!」と飛び跳ねました(笑)。そして,喜びからホッとする気持ちへと変わりました。
いつも温かい目で見守ってくださり,いつも励まして下さった塾長先生,なにかうまくいくと「さすが生徒会長」と独特な感じで褒めて下さったN先生,分からないところは徹底的に教えて下さった数学のM先生,優しい口調で分かりやすく国語を教えて下さったA先生,本当にありがとうございました。そしてM先生。私をA1クラスに残して下さり本当にありがとうございました。毎日私の間違いだらけの日本語訳を丁寧に直して下さったり,授業中,先生が体験された外国での面白かったエピソードなどを話して下さりと本当にお世話になりました。
後輩の皆さんへ(偉そうにすみませんが伝えたいことです)。まず,塾生との絆を大切にしてください。私もH君がいなかったらここまで来られませんでした。そして「努力は報われる。」「向上心が大切。」この二つは,AからZまで書けなかった私がこの五年間を通して佐々木塾で学んだことです。自信と向上心を持って努力すれば必ず報われます。頑張って下さい。
五年間,ありがとうございました。そして,本当にお世話になりました。